このスタビライザーは重りを使ってバランスをとるタイプのスタビライザーです。
重心にはいろんな角度にくるくる動くジンバルという装置が付いています。
ウエイトを使っているのでウエイトが重いほど安定し、カメラの垂直は保たれます。
原理としては物をストップさせると慣性の法則でその場にいようとしますので
支点にひねりが加わってもウエイトとカメラの位置はかわらず、ブレを防ぐ事ができます。
ウエイト側を長くしたほうが安定するような気がしますが、バランスが支点より下にかたよっていると
支点自体を動かした時(カメラマンが移動した時)にカメラだけ先に動いてウエイトが取り残され後で付いてくるのでカメラが傾くことになります。
やはり重心付近にジンバルを持ってくるのが最適なはずです。
この構造のため角度がつくようなブレに強くカメラは一定方向を向くのですが
前後左右に移動するとふりこのようにブラーンブラーンとゆれる事があり、
ゆれないように撮影するにはある程度のコツが必要です。
長いとゆれはゆっくりになり、短いとゆれが早くなります。
安いもので3000円程度から高いものだと3万円ぐらいするものもあります。
またテレビカメラを乗せるような強力なスタビライザーはステディカムといって
映画の撮影に使われたりしたのですがこちらは業務用でものすごく高価だったりします。
とても大きく腰に取り付けて安定をさせますので機動力には欠けます。
やじろべいの原理でバランスをとるタイプのスタビライザーです。グリップが重心の真下にくることによって安定するという事でしょうか。安いので入門に最適ですが撮影にはコツが必要。3000円-4000円程度で売っています。
コンパクトにたためるスタビライザーです。重さも500g程度と軽く、重心の調整も簡単。12800円で売っています。
ひっくりがえして使う事もできるので犬をおっかけたりできますね。
こちらは重りでバランスをとりつつ小指と薬指でひっかけて安定させます。やはり慣れが必要と思います。
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こちらは25000円ぐらいしますが、かなりがっしりしています。重りも3方向に伸びているため回転してもカメラが一定方向向きます。回転に対する安定度も高いと思われます。しかしかなり重いので長時間の撮影や走り回ったりするにはつらいでしょう。
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また、カメラを持って歩いた時に出る上下の振動は構造上吸収できず、自分の腕で吸収する必要があります。
正直、そのブレを一番防ぎたいようにわたしは思いますので買った後あまり効果がないなんてことのないように
現物があればテストしてみたいところです。
このタイプのものなら自作可能そうなので。百均で材料を買ってきてつくってみました。ご覧ください。